三朝温泉(みささ おんせん)は、鳥取県東伯郡三朝町にある温泉

三朝温泉(みささ おんせん)は、鳥取県東伯郡三朝町にある温泉日本百景

2017年現在、年間入湯客数は鳥取県内では皆生温泉に次ぐ2位。別名はとっとり梨の花温泉郷とも呼ばれる。

泉質

  • 含放射能/ナトリウム・塩化物泉
  • 含放射能/単純泉

三徳川によって南北に三朝群(三朝区)と山田群(山田区)の二つの温泉群に分けられる。日本最大規模のラドン温泉地域で、泉温摂氏34度以上のラドン温泉は世界的にも希少な放射能泉である。

三朝には温泉療法を実施する医療機関が複数あり、温泉は泉質に応じて温泉プール療法、飲泉療法、鉱泥療法など様々な治療に用いられている。

温泉街

三徳川の両岸に旅館が立ち並ぶ。また、三朝大橋のたもとに河原風呂(川原の温泉:24時間(奇数日午前中は清掃)・無料)がある。石畳が敷かれた温泉本通りには、こぢんまりした旅館や飲食店、古美術店、スナック、土産物屋、射的場等が並んでおり、情緒ある温泉街が形成されている。三朝温泉最古の源泉とされる「株湯」は温泉街から少し離れた静かな住宅街の中にあり、地元住民の利用が多い。

本格的な療養温泉でもあり、温泉療法を実施する病院や研究施設がある。また温水床暖房を持った長期滞在者向けの旅館や自炊宿も見られ、観光と療養(湯治)の並立が三朝温泉の特徴である。二十数軒ある旅館・ホテルの多くが、「現代湯治」に対応している。温泉街にある病院での診察と組み合わせたり、ソムリエをもじった入浴アドバイザー「ラヂムリエ」がいたりする旅館もある。

なお、温泉街には公衆浴場「たまわりの湯」が設けられ、住民や観光客に利用されてきたが、施設の老朽化と従業員の高齢化により、2023年3月末で営業を終了することになった。三朝町では新たな健康づくり施設を計画している。

アクセス

所在地鳥取県東伯郡三朝町
交通鉄道:JR山陰本線倉吉駅より、日ノ丸バスで20 – 25分
飛行機:鳥取空港より、空港リムジンバス(日ノ丸バス)で約1時間
泉質塩化物泉単純温泉放射能泉
宿泊施設数24
年間浴客数356,591
統計年2017年
外部リンク三朝温泉観光協会/三朝温泉旅館協同組合

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