地獄温泉(じごくおんせん)は、熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽にある温泉

地獄温泉(じごくおんせん)は、熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽にある温泉

地獄温泉(じごくおんせん)は、熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽にある温泉温泉名の由来は温泉の裏山に火山ガス噴出による草木の生えていない場所(いわゆる地獄地帯)が存在することによる。

地獄温泉「清風荘」2.JPG

地獄温泉「清風荘」

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泉質

  • 単純硫黄泉(硫化水素型硫黄泉)

温泉街

現在は「清風荘」1軒のみから成り立っており、隣の垂玉温泉山口旅館もさほど離れていない場所に立地しているものの、源泉が異なるため別の温泉として扱われている。以前は国民宿舎「南阿蘇」も存在したが、2008年2月末に閉館した。また「柴田旅館」も存在したが2013年に閉館している。柴田旅館は内湯を持たず、すぐ向かいの清風荘の湯を使う形態の湯治宿であった。宿は山の中に孤立・散在している形となっていた。

なお、清風荘と山口旅館は宿泊者を対象に、温泉の相互利用を認めているため、宿泊旅館のフロントで入浴券を入手することにより、双方のすべての浴場を巡ることができる。

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清風荘の浴場

当温泉の現在唯一の旅館である「清風荘」には多くの浴場があり、湯めぐりができる。源泉は裏山の地獄地帯から引湯しているが、露天風呂の「すずめの湯」だけは、湯船の底から源泉が足元湧出している。2016年の熊本地震で多くの建物が被災し、営業再開時には姿が変わることが予想されるが、ここでは被災前の浴場を記す。

内湯

  • 元湯 男女別。いわゆる「大浴場」。素朴な造りである。
  • 家族風呂 貸切浴場。小規模だが掛け流し。2つある。

露天風呂

  • 「すずめの湯」 屋根つき混浴露天風呂。にごり湯。当温泉を代表する浴場。ぬるめで長く入っていられる浴槽と熱めの浴槽がある。温泉は豊富なミネラル成分を含んでおり、特に底に沈殿している泥に美肌効果があるといわれている。なお、更衣室は男女別だが、その中にも同源泉の内湯があるので、混浴が難しい人は内湯が使える。現在、宿泊者には女性専用の時間帯[20:30〜21:30]が設けられている。
  • 「新湯」 屋根つき男女別露天風呂 旅館の建物から一番遠い。以前は別源泉で湯の花が多かったが、現在は元湯などとほぼ同じ湯になった。元々は他の露天風呂と同様に自由に入浴できる浴場のひとつだったが、現在は宿泊者専用の有料貸切浴場となった。
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歴史

江戸時代熊本細川藩藩士しか入浴が許されていなかったという格式を誇る。また、入浴が許された藩士も帯刀を義務付けられるなど、数々の掟があった。清風荘の本館(旧館)玄関には当時の掟書が展示されている。

1998年台風7号奈良県室生寺五重塔に大きな被害をもたらした台風)では、清風荘の本館(旧館)は目立った被害がなかったが、別館(新館)の屋根に大きな被害を受け、別館は翌年に改築された。

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2002年FIFAワールドカップ日韓大会の際は、熊本市で大会前のキャンプを行っていたサッカーベルギー代表チーム一行が、当温泉に入浴した。

2016年の熊本地震では建物の崩壊などはなかったが、温泉に通じる国道325号阿蘇大橋が崩落し通行できなくなるなどしたため、宿泊者や関係者は自衛隊のヘリコプターで救出された。それ以来、旅館は閉鎖された。その後同年6月に大規模な土砂災害が発生し、殆どの建物に被害が出た。建物は本館の玄関部分以外は全面的に改築・改装し2020年の営業再開を目指しているが、それに先立ち2019年4月にすずめの湯が日帰り温泉として再開した。

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湯治場

明治以降、一般庶民に開放された地獄温泉は、庶民の湯治場として発展する。現在でも清風荘には、一般旅館部とは別に安価で素泊まり宿泊できる自炊設備を完備した簡素な部屋が存在する。近年までは旅館敷地内に湯治客のための食品日用品を販売する売店が営業を続けていたが、経営者の高齢化により廃業してしまい、自動販売機コーナーになってしまった。また、テレビ等で紹介されたこともあり、一般観光客が増加して一般客室を増やすために、湯治客用の部屋は減った。熊本地震でほぼ全面的に改築することになり、湯治部は存続しなくなると思われる。

アクセス

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