奥津温泉(おくつおんせん)は、岡山県苫田郡鏡野町(旧国美作国)にある温泉。湯郷温泉、湯原温泉とともに「美作三湯」と呼ばれる。
奥津温泉 花美人の里
泉質
美人の湯として知られる。
温泉街
吉井川に関わる奥津橋を中心に温泉街が広がる。河原に露天風呂が2つ有る。2つある露天風呂の片方は「洗濯湯」と呼ばれ、そこで行われる足踏み洗濯が有名である。この足踏み洗濯は、pH9.2の温泉水が持つ漂泊効果を利用して、 付近の山々には棲息する熊や狼を見張りながら家事をこなすという生活の知恵の下に編み出されたものとして知られる。現代でも洗濯に使う住民がいるほか、3~11月の日曜・祝日に観光客向けの実演が行われている。
国道179号沿いには道の駅奥津温泉が存在するが、入浴施設は併設されていない。
かつて温泉街では湯巡手形を発行していたが、利用施設の閉館、縮小に伴い2014年(平成26年)12月25日をもって終了している。
歴史
江戸時代は津山藩の湯治場であった。旅館の奥津荘にある「鍵湯」は、藩主森忠政が一般の利用を禁じ、番人を置いて鍵をかけたことに由来する。
コーセーはこの温泉の成分をもとに化粧水を作っている。
藤原審爾の小説『秋津温泉』の舞台であり、映画化に際しては当地でロケも行われた。
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1966年(昭和41年)8月1日、国民保養温泉地に指定。中鉄バスが岡山市~津山市~奥津温泉への急行バスを運行し、ロマンスカーと命名され脚光を浴びた。また、多角経営の第1号として奥津荘の経営も行った時代がある。
アクセス
- 鉄道:姫新線、津山線津山駅バスターミナル5番のりばより、中鉄北部バス奥津温泉・石越行で約50分。(1日8.5往復の運行。土休は運休となる便もある)
- なんば・新大阪より、日交高速バス倉吉~神戸・大阪線で約3時間、奥津温泉口(国道179号沿いの道の駅奥津温泉前)下車。(それぞれ一日1往復)
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