岩室温泉(いわむろおんせん)は、新潟県新潟市西蒲区(旧国越後国)にある温泉。

歴史
北国街道沿いに位置する[4][5]。開湯は江戸時代の中期で、慶長年間以前と言われる。開湯伝説では雁が温泉で傷を癒しているところを発見したという。そのため、古くは「霊雁の湯」と呼ばれ、のちに弥彦神社参拝の宿場として栄えた。
当時の厚生省告示第203号により、1963年(昭和38年)4月23日付で弥彦温泉とともに国民保養温泉地に指定された。
かつての岩室村が2005年(平成17年)3月21日付で新潟市へ編入合併した際、岩室温泉が所在する「大字岩室」の全域を「岩室温泉」に改称する町名変更が実施された。

正徳3年(1713)、庄屋の高島庄右衛門が村はずれで一羽の傷ついた雁が温泉に浴して傷を癒しているのを見つけたことをきかっけに源泉が発見されたと伝承されています。そのため岩室温泉は「霊雁の湯」とも呼ばれています。
温泉街
弥彦神社の北、多宝山の東側に温泉街が広がる。旅館、ホテルは13軒存在する。 温泉旅館の「高志の宿 高島屋」は、将棋の棋聖戦、囲碁の十段戦を誘致、対局会場となることがある。
新潟市の奥座敷であることから、スナックなど歓楽的な要素も存在し、芸妓も多数在籍する。
日帰り入浴施設は1軒所在し、新潟市が所有し指定管理者が運営業務を担う「新潟市岩室健康増進センター」(愛称:遊雁の湯よりなれ)が営業を行っている。
このほか、温泉街と隣接して多宝温泉の日帰り入浴施設も存在する。
温泉街ではレンタサイクルの貸出しが行われている(有料)。
泉質

交通
公共交通
- JR越後線 巻駅もしくは岩室駅よりウエスト観光バス「岩室・間瀬」行で「岩室」下車。所要時間:巻駅から約25分、岩室駅から約10分
- 巻駅またはJR弥彦線 弥彦駅、周辺観光地等から「にしかん観光周遊ぐる〜んバス」利用(週末を中心に季節運行)。
- 越後線 岩室駅よりタクシーで約10分
- 新潟空港から予約制乗合タクシー「新潟ウエストコーストライナー」利用。
- バスタ新宿よりWILLER EXPRESS H5102便で「岩室温泉ゆもとや」下車。復路は東京駅(八重洲南口)行H5205便が利用可能。所要時間:バスタ新宿から5時間25分、東京駅まで5時間40分便数:バスタ新宿から毎日1本、東京駅まで毎日1本
自動車
- 北陸自動車道 巻潟東インターチェンジから国道460号・巻南バイパス経由で約15分