瀬見温泉(せみおんせん)は、山形県最上郡最上町(旧国出羽国、明治以降は羽前国)にある温泉。山形県を訪問する歴代の天皇・皇后が、何度も御宿泊されたことがある”定宿”のような温泉である。
瀬見温泉。山形県最上町大堀。温泉街の通り
泉質
- 含石膏食塩泉
温泉街
小国川沿いに温泉街が広がる。温泉街の道は狭いが、融雪用のパイプが通っており、冬場の安全な往来を確保している。
共同浴場は2軒存在する。うち一つは地元住民専用である。オンドルの一種である「ふかし湯」が有名。ふかし湯前には足湯も存在する。
小国川の中には源泉が湧出している場所がある。川が仕切られ湯船が作られており、「薬研の湯」と呼ばれている。
JR陸羽東線・国道47号沿いにある赤倉温泉および鳴子温泉郷(宮城県大崎市鳴子)との間で、共通の湯めぐりチケットが発行されており、県境を越えた湯巡りをすることが出来る。
カジカや松原鮎などの川魚や山菜料理が楽しみの一つ
小国川の清流に沿って軒が連なる風光明媚な瀬見温泉には、源義経・武蔵坊弁慶に関する伝説が数多く残されている。この温泉を発見したのも、文治3年(1187)、兄・頼朝に追われて平泉を目指していた義経一行だと伝えられている。
歴史
開湯伝説によれば、武蔵坊弁慶による発見とされる。源義経の子供、亀若丸の産湯を探していた際、湯気が出ている小国川沿いの岩を長刀で割って温泉を発見したという。その源泉は現在の「薬研の湯」であるとされる。
スポンサーリンク
< async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js">
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
弁慶によって発見された瀬見温泉の守り神が祀られています。
その湯は亀若丸の産湯として使われていたと伝承されています。
コメント