赤倉温泉は、新潟県妙高市にある温泉

赤倉温泉(あかくらおんせん)は、新潟県妙高市(旧国越後国)にある温泉スキー場が有名で、この地域では随一の温泉街を形成する。妙高戸隠連山国立公園区域内にある。

泉質

温泉街

妙高山の山腹に位置する。江戸時代の湯治場から、明治以降はスキーリゾートとして本格的に開発された。日本でも有数の規模を誇る赤倉温泉スキー場を抱える。民宿や山荘などのリーズナブルな宿から、老舗旅館や高級リゾートホテルといった、幅広い宿泊施設を有する。

立ち寄り施設としては、「野天風呂 滝の湯」(営業期間:4月下旬〜11月上旬頃)という露天風呂が存在する。開湯170年を記念して1986年に造られた。足湯に入れる足湯公園もある。宿泊施設によっては、入浴のみの利用も可能なところがある。

歴史

江戸時代

長らく、霊山妙高山の一角として一般の入山は禁じられて来た。1814年文化11年)に地元民が開発を高田藩に願い出し、翌1815年(文化12年)に開発が許可。1816年(文化13年)に実際の開発に着手、一本木新田に引湯に成功した。運営を高田藩が担当する、日本唯一の藩営温泉であった。開湯から数年で10軒ほどの温泉街が形成された。

明治以降

明治大正期を通じ発展していく。尾崎紅葉岡倉天心与謝野晶子らの文人も赤倉を訪れた。尾崎は自著「煙霞療養」で赤倉を絶賛した。岡倉は赤倉をこよなく愛し、この地につくった別荘で永眠した。

その他

本州で148年ぶりに観測可能な2035年9月2日皆既日食の中心線が当温泉を通り好条件で観測できることから、滝の湯の前などに「2035年9月2日世界で一番皆既日食がきれいに見える温泉地」と書かれた看板が2020年に設置されている。

アクセス

公共交通

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