赤城温泉郷(あかぎおんせんきょう)は群馬県の赤城山の南麓にある温泉の総称

赤城温泉郷(あかぎおんせんきょう)は群馬県赤城山の南麓にある温泉の総称である。

概要

赤城山(標高1827.6メートル)の南斜面の中腹、群馬県道16号大胡赤城線周辺の標高900メートルから700メートル付近に温泉地が点在する。荒砥川沿いには赤城温泉忠治温泉、粕川沿いには滝沢温泉がある。

これに赤城高原を加える場合もある。4温泉地を総称して「赤城南麓の宿」という場合もある。

確かな記録があるものとしては元禄時代の「湯之澤温泉」(湯之沢温泉)をルーツとし、これが赤城温泉に改称した。ほかの3温泉は近代以降の開湯である。

国定忠治大前田英五郎にゆかりがあるとされており、特に夏季の納涼と冬季の湯治の利用客が多い。また、赤城山への登山基地としても利用されている。山菜料理や川魚料理が名物とされる。

赤城温泉郷の各温泉

赤城温泉

江戸時代の「湯之沢温泉」が改称したのが赤城温泉である。元禄13年(1700年)創業の「あづまや」を前身とする宿泊施設が数軒ある。荒砥川の谷沿いの標高850メートル前後の位置に、2018年現在、3軒の宿泊施設が営業している。

源泉はボーリングによる地下180メートルに位置する。湧出量は毎分210リットル(1979年現在)。源泉の湯温は摂氏44度。

古くは「鉄鉱泉」(鐵鑛泉)とされていた。温泉法に基づく泉質は下記の通り。

  • 旧泉質名 – 含芒硝重曹泉(含芒硝重曹鉄泉)
  • 新泉質名 – カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩温泉

効能としては、胃腸病・神経痛リウマチ・高血圧や、外傷・手術後の療養などに効果があるとしている。 1904年(明治37年)に与謝野鉄幹高村光太郎らが赤城山の帰路に訪れて宿泊している。

忠治温泉

忠治温泉は1939年(昭和14年)の創業。赤城温泉よりも約2キロメートル下流に位置し、標高は約700メートル。荒砥川に懸かる「朝日の滝」を景物としている。2018年現在、営業中の宿泊施設は1軒。「忠治」の名は、逃亡中の国定忠治がこの地域に隠れ住んだことに由来するという。

源泉は摂氏38度。

泉質は下記の通り。

滝沢温泉

滝沢温泉は、1895年(明治25年)の創業。忠治温泉から400メートルほど東にあり、粕川沿いに位置している。

古くは「鉄鉱泉」(鐵鑛泉)とされていた。温泉法に基づく泉質は下記の通り。

  • 新泉質名 – カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩冷鉱泉

赤城高原

赤城高原は標高430メートルほどに位置している。国道353号(旧赤城南面道路)に面し、宿が1軒ある。

所在地群馬県前橋市苗ヶ島町粕川町室沢
交通大胡駅からバスまたはタクシー
高崎ICから車で60分
赤城ICから車で60分
伊勢崎ICから車で50分
泉質カルシウム・ナトリウム・マグネシウム炭酸水素塩温泉(旅館により多少異なる)
宿泊施設数5(2018年現在)

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