黒川温泉(くろかわおんせん)は、熊本県阿蘇郡南小国町にある温泉

黒川温泉(くろかわおんせん)は、熊本県阿蘇郡南小国町にある温泉である。

阿蘇山の北に位置し、南小国温泉郷の一つを構成する。広義の阿蘇温泉郷に含む場合もある。

全国屈指の人気温泉地として知られ、2009年版ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで、温泉地としては異例の二つ星で掲載された。なお「黒川温泉」の名称は2006年地域団体商標として商標登録(地域ブランド)されている。

泉質

  • 硫黄泉 – 温泉街の比較的浅い(20メートルとも)地層から80度 – 98度の源泉が湧いている。

温泉街

旅館街

田の原川の渓谷の両側に24軒のこぢんまりとした和風旅館が建ち並ぶ。温泉街としては川の流れに沿って、東西に延伸しつつある。

渓谷にある温泉地であることから収容人数は少なく、旅館組合の主導で歓楽的要素や派手な看板を廃して統一的な町並みを形成する方策を採っているため、落ち着いた雰囲気を見せる。

共同浴場

温泉街には2軒の共同浴場が存在する。

  • 地蔵湯
  • 穴湯

入湯手形

黒川温泉では1986年(昭和61年)に黒川温泉観光旅館協同組合が「入湯手形」を導入した。入湯手形は地元産のヒノキを輪切りにしたもので、裏面の3枚のシールを露天風呂の利用時に1枚ずつ渡す仕組みになっている。

2022年(令和4年)6月26日(露天風呂の日)から温泉街にある飲食店や小売店も入湯手形の対象に加わり、3枚のシールのうち2枚は露天風呂の入浴用、残り1枚が入浴か温泉街にある飲食店や小売店で物品と交換できるものに変更される。デザインも一新され温泉マークと「巡」の字を組み合わせたものに変更される。

アクセス

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