湯宿温泉(ゆじゅくおんせん)は、群馬県利根郡みなかみ町(旧国上野国)にある温泉

群馬県と新潟県を結ぶ、国道17号線三国峠の玄関口に位置する湯宿温泉。その歴史は古く、約1200年程前の仁寿2年(852年)に、須川村の弘須法師によって発見されたと伝えられている。その後、三国街道の宿場町として発展し、現在もその面影を忍ぶ、狭い石畳にそって町並みが続いている。また自然湧出の天然温泉は、泉質に優れ肌の感触も良く、長期滞在の湯治を目的に訪れる人々に親しまれてきた。その名残として竹の湯、松の湯、小滝の湯、窪湯の4つの共同浴場も点在する。温泉の泉質はナトリウム‐硫酸塩泉。温泉の泉温は63.4度。温泉の効能はリウマチ性疾患、創傷、高血圧症、動脈硬化症、婦人病、胃腸病など。

概要
新潟との県境の三国峠の手前、国道17号沿いに温泉街が広がる。
歓楽的な要素は少ない、鄙びた温泉街である。湯治部を有する旅館も現存する。
共同浴場は4軒存在するが、うち一軒は地元住民の専用である。観光客へ開放しているのは「窪湯」、「竹の湯」、「小滝の湯」である。窪湯以外は地元住民専用の日を設定している。
泉質

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歴史
開湯は1300年前である。開湯伝説によれば、弘須法師が岩穴にて読経している際に突如温泉が湧出したという。
1999年(平成11年)4月20日 – 法師温泉、川古温泉と共に国民保養温泉地に指定。
2005年(平成17年)10月1日 – みなかみ町発足に際し、旧新治村の大字布施および新巻のうち、当該温泉街の範囲が「湯宿温泉」へと変更になった。

アクセス
その他
つげ義春が『ガロ』に1968年発表した短編漫画『ゲンセンカン主人』の舞台となった町として知られる。その着想の元になった旅館は「大滝屋」である。作品はその後、石井輝男監督により映画化される。しかし、漫画に描かれたような当時のうらぶれた面影は今は少ない。
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