湯沢温泉(ゆさわおんせん)は、新潟県岩船郡関川村にある温泉。荒川沿いにある高瀬温泉、雲母(きら)温泉、鷹ノ巣温泉、桂の関温泉と併せてえちごせきかわ温泉郷を構成している。
泉質
温泉街
荒川右岸側、湯蔵山の麓に湧く温泉。現在は、昔ながらの木造温泉宿が数軒並ぶ湯治向けの湯である。

伝説
湯沢温泉は、この温泉郷で最も古いいで湯と言われ、800年前の鎌倉時代の開湯と伝わる。須貝刑部という人物が熊を追っている際、その熊が外傷を癒やしているのを発見し、湯屋を設けたという伝説が残る。

歴史
- 現在の湯沢が、慶長2年(1597)の越後国瀬波郡絵図に、温かい水である「湯」の流れがある村を意味する「遊村」と記されている。
- 正保越後国絵図の控え(1645)では、湯沢村とある。
- ⼀本堂藥選(1738) に湯澤の湯が記載されている。
- 高橋は、温泉番付の「越後塩沢の湯」は関川村の湯沢温泉であるとした。
- 桜田門外の変の実行犯の一人である水戸浪士の関鉄之介は、変翌年の文久元年(1861年)に湯沢温泉で潜伏していたところ、水戸藩士に捕えられた。
- 吉田は湯澤の項目で、湯澤温泉のことである薬師湯は温百三十度(54.4℃)と記録している。

アクセス
- JR米坂線・越後下関駅 下車。
- 高速バスZao号「下関」バス停(新潟交通観光バス下関営業所前。越後下関駅前交差点脇)下車。
- 駅および下関営業所からは以下の手段が利用可能。
- レンタサイクル:駅から徒歩約5分の自転車店と温泉街において「湯~チャリ」の貸出しが行われており、乗り捨て利用も可能。
- 日本海東北自動車道 荒川胎内ICから国道113号経由で約16 km、約20分

コメント