鶴の湯温泉(つるのゆおんせん)は、秋田県仙北市の乳頭温泉郷内にある温泉である。旅館「鶴の湯温泉」と、その別館である「山の宿」がある。
泉質
白湯、黒湯、中の湯、滝の湯の4種類の源泉が存在し、泉質はそれぞれ以下の通りである。
- 白湯:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素泉(硫化水素型)
- 黒湯:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
- 中の湯:含重曹・食塩硫化水素泉
- 滝の湯:含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素泉
温泉街
県道から外れて山道を走った先、ブナの原生林に囲まれたなかに、日本秘湯を守る会にも加盟している一軒宿の「鶴の湯温泉」がある。館主の佐藤和志は、同会の副会長を務めている。
建物は、茅葺屋根の本陣が有名で、他の建物も含めて全体が鄙びたイメージで統一されている。
白湯が足元から湧出してくる混浴の露天風呂は、鶴の湯のイメージを代表するものである。またこの露天風呂は乳頭温泉郷を紹介するときにイメージとして多く取り上げられ、さらには秘湯のイメージを代表するものとしても多く取り上げられている。
旅館の手前の林道沿いには、本館から引湯した別館「山の宿」があり、貸切露天風呂を備える。山の宿宿泊者は、本館の温泉も利用できる。日帰り入浴客が訪問する本館とは異なる静かな趣きの宿である。
アクセス
もしくは、同バス「アルパこまくさ」バス停下車。その後送迎(要予約)。
- 車:東北自動車道・盛岡ICより国道46号・国道341号を通り、秋田県道127号駒ケ岳線と秋田県道194号西山生保内線で約60分。車は旅館の前まで進入可。
所在地 | 秋田県仙北市田沢湖田沢字湯ノ岱2番地先先達沢国有林生保内事業区50林班8小班 |
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座標 | 北緯39度48分18.4秒 東経140度46分48.4秒 |
交通 | 秋田新幹線田沢湖駅より羽後交通の路線バス「乳頭温泉」行きで約40分、「鶴の湯温泉入口」下車。その後徒歩1.5km 車:東北自動車道・盛岡ICより国道46号・国道341号を通り、秋田県道127号駒ケ岳線と秋田県道194号西山生保内線で約60分 |
泉質 | 含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素泉など 詳しくは泉質の項を参照のこと |
外部リンク | http://www.tsurunoyu.com/ |