鴨川温泉郷(かもがわおんせんきょう)は、千葉県鴨川市にある温泉郷。広義には、曽呂温泉や粟斗温泉を含むこともある。
泉質
泉質は、僅かに硫黄が香る硫黄泉(単純硫黄冷鉱泉)。その他にも、塩化物泉、炭酸水素塩泉など泉質や効能の異なる自家源泉を持つ宿が多い。以下泉質詳細。
- 源泉名:鴨川温泉『なぎさの湯』
- 採水地:千葉県鴨川市横渚543番地
- 温泉分析申請者:千葉県鴨川市横渚945番地2(社団法人鴨川市観光協会)
- 泉質:含硫黄 – ナトリウム – 塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉 (低張性・弱アルカリ性・冷鉱泉)
効能
- 浴用の適応症:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔症、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康回復、健康増進、慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、糖尿病 ※注 効能は万人にその効果を保証するものではない
温泉街
房総半島の東側、年間を通して温暖な気候に恵まれており、仁右衛門島を眺望できる景勝地(千葉県指定名勝、新日本百景)に位置する。太平洋に面し前原・横渚海岸(日本の渚百選)、東条海岸など海水浴場が隣接している。「嶺岡山系と曽呂温泉」として房総の魅力500選に選定されている。
海岸沿いには大規模な総合海洋レジャーセンター「鴨川シーワールド」をはじめとしたレジャー施設が多く、周辺には複数のリゾートホテルが中心である。日帰りのみの温泉施設もあるが、多くは旅館・ホテルに温泉施設が設置されたものである。宿泊施設と温泉浴場施設の提供は「鴨川温泉」として地域団体商標に登録されている。