塩田温泉(しおたおんせん)は、兵庫県姫路市夢前町(旧国播磨国)にある温泉。薬湯として知られてきた塩田温泉(湯元上山旅館)と2006年(平成18年)に源泉をボーリングした姫路ゆめさき川温泉(夢乃井)の2つのスポットで形成されている。
泉質
炭酸重曹弱食塩泉(含二酸化炭素–ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉) 飲用としては胃腸病、入湯としては神経痛に効能があるとされている。
温泉街
夢前川の上流部に位置し、周囲は田園風景が広がるのどかな立地にある歴史ある温泉郷。播磨・姫路の奥座敷として知られたが、現在は宿泊施設は減少し旅館が2軒となっている。また、書写山の麓の立地から、西国三十三所巡礼宿としての役割も担っている。
「書写と雪彦屏風に建てて塩田姫路の奥座敷」と詠われたこともあり、春の桜、秋の紅葉は一見の価値がある。夏は鮎に蛍、冬はボタン鍋などを名物とし、四季折々の山里の自然が満喫できる温泉となっている。かつて松茸の産地であったこともあり、松林も散見される純日本風の風景を醸し出している。また、日本初の世界文化遺産となった姫路城や姫路セントラルパークなど、周辺には観光地が多いが、数少ない姫路近郊の温泉地として知られる。
アクセス
- 鉄道:JR・山陽電車姫路駅より神姫バス51系統「塩田経由前之庄」行き、「塩田経由山之内」行きに乗り、塩田温泉下車。所要34分。
- 車:中国自動車道夢前スマートインターチェンジより5分ほど、山陽自動車道山陽姫路西インターチェンジより15分ほど。
所在地 | 兵庫県姫路市夢前町 |
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座標 | 北緯34度56分42.8秒 東経134度41分24.9秒 |
交通 | 鉄道:西日本旅客鉄道姫路駅より神姫バスで40分 車:中国自動車道夢前スマートインターチェンジより5分ほど、山陽自動車道山陽姫路西インターチェンジより15分ほど |
泉質 | 塩化物泉 |
宿泊施設数 | 2 |