箕面温泉(みのおおんせん)は、大阪府箕面市温泉町にある温泉。
泉質
- 炭酸水素塩泉(含食塩重曹ホウ酸泉)
温泉街
箕面観光ホテル付属の「箕面温泉スパーガーデン」として知られている。業態としてはヘルスセンターとして、ホテルの営業開始3年前の1965年(昭和40年)より営業している。展望エレベーターの下には土産物屋や飲食店が立ち並ぶ。
歴史
坂倉準三建築研究所の西澤文隆による設計で、1968年(昭和43年)に竣工した。日帰り温泉だけでなく、歌謡ショーや大衆演劇、ゲームセンターやボウリングなどもある温泉レジャー施設であり、大阪観光株式会社(1951年5月設立)が運営していた。
近年は周辺に天然温泉をボーリングにより得た「スーパー銭湯」の開業が相次ぎ、箕面温泉の客足は遠のいていった。そのため男子大浴場の広大な浴槽を狭くする工事などが行なわれたが、2008年(平成20年)7月25日の第二期リニューアルオープン後も、以前の賑わいが戻ることはなかった。そのため、2011年には温泉施設以外が閉鎖された。2012年10月31日、大阪観光は大阪地方裁判所へ約36億円の負債を抱えて民事再生法の適用を申請した。その後もホテルは営業を継続したが、スパーガーデンは閉鎖となった。
2013年5月、再建のスポンサーに大江戸温泉物語がつくことになり、名称も「大江戸温泉物語 箕面観光ホテル」として、まずホテルが7月からリニューアルオープンした。スパーガーデンも10月には「大江戸温泉物語 箕面温泉スパーガーデン」として、江戸情緒の温泉テーマパークとして営業を再開した。その際に、一旦中止していた大衆演劇を復活させた。その際に従来は男性大浴場だった地下2階の浴場を女性大浴場に、女性大浴場だった地下1階の浴場を男性大浴場とした。現在は曜日ごとに男女の浴場を入れ替えるシステムとなっている。
箕面温泉へのアクセス
箕面観光ホテル、箕面温泉スパーガーデン:箕面駅(阪急箕面線)下車、徒歩5分の場所にある展望エレベーターに乗ってすぐ。
千里中央駅(北大阪急行電鉄・大阪モノレール)、北千里駅(阪急千里線)、茨木市駅(阪急京都本線)、茨木駅(JR西日本)、梅田(大阪駅)から無料送迎バスがあったが、2023年3月31日をもって運行を終了した。