湯の児温泉(ゆのこおんせん)は、熊本県水俣市(旧国肥後国)にある温泉。湯の鶴温泉に対し、海の温泉と呼ばれている。
泉質
- 含食塩重曹泉
温泉街
水俣市街地から北西、八代海の海岸線沿いにホテル、旅館が林立している。レジャー指向で、夏は海水浴客が多い。タチウオが名物であり、タチウオ釣りも行われている。温泉の近くには福田農園を中心とした果樹園も多く、こちらを訪れる観光客も多い。湯の児温泉付近には約5kmの桜並木がある「湯の児チェリーライン(湯の児海岸道路)」が通っており、毎年春に温泉を訪れる旅客を楽しませてくれる。この桜並木は湯の児温泉の名所の一つで「日本さくら名所100選」にも選ばれている。
歴史
古くから温泉が湧いていたといわれ、景行天皇の熊襲征討の際、発見したと伝えられる。その湯が温かったことから、湯の子供という意味で湯の児と名付けたという。本格的に開発されたのは1925年(大正14年)で、ボーリングに成功し、豊富な湯量を得てから規模が大きくなった。
アクセス
- 肥薩おれんじ鉄道線水俣駅よりみなくるバス(青色)に乗り換え「湯の児」下車
- 南九州自動車道水俣インターチェンジより5.8㎞。