秋保温泉(あきう おんせん)は、宮城県仙台市太白区秋保町湯元(旧国陸奥国、明治以降は陸前国)に位置する温泉

秋保温泉(あきう おんせん)は、宮城県仙台市太白区秋保町湯元(旧国陸奥国明治以降は陸前国)に位置する温泉である。仙台都心からも近いため、宿泊のみならず、日帰り入浴にも利用されている。同じ宮城県の鳴子温泉福島県飯坂温泉とともに奥州三名湯の1つとして数えられる。また古くは「名取の御湯」と呼ばれ、兵庫県有馬温泉愛媛県道後温泉と並んで「日本三名湯」の1つに数えられた。

泉質

効能

リューマチ神経痛創傷皮膚病、貧血婦人病。

温泉街

仙台都心から見て西南西、旧秋保町内の東西に長い秋保盆地にあり、名取川が形成した河岸段丘の段丘面上に温泉街が広がる。温泉街付近では、段丘崖と名取川により磊々峡と呼ばれる渓谷が続く。

秋保温泉旅館組合に加盟する温泉宿泊施設(旅館ホテル)は名取川右岸(南岸)にほとんどがあるが、観光案内所の機能も持つ「秋保・里センター」(せんだい秋保文化の里センター、あるいは秋保温泉入口交差点をはさんで西側と東側とに分かれて集積しており、西側のさらに名取川上流の神ヶ根温泉まで計16館(客室総数1,242室、総収容人員6,172人/日)がある。奥羽山脈二口峠を越えて仙台と山形を最短でつなぐ二口街道が当地を貫いており、「秋保・里センター」の西側地区には平安時代に起源を有する宿のほか、江戸時代寛永年間あるいは元禄年間に創業した老舗旅館が建ち並んでいる。

歴史

開湯時期は不明だが、古墳時代にはすでに存在したとする説も存在する。秋保温泉が歴史に登場するのは、第29代欽明天皇の代である。在位中(531年539年)に小瘡皮膚病)に感染し、八方手を尽くして治療を行ったものの一向に治らなかったが、秋保温泉の効能を聞いてその湯を都に搬送させ、沐浴したところ数日で全快したとされ、天皇はその喜びを歌に詠んだ。その由来を刻んだ碑が温泉街の一隅に建てられている。

アクセス

所在地宮城県仙台市太白区秋保町
座標北緯38度13分30.4秒 東経140度43分37.2秒
交通仙台駅発着の送迎バス
東北道仙台南ICより16分
東北道・仙台宮城ICより21分
 仙台空港
泉質塩化物泉
液性の分類中性
浸透圧の分類低張性
宿泊施設数16 館(秋保温泉旅館組合加盟)
総収容人員数6,172 人/日
年間浴客数宿泊客:81万8805
外部リンクhttp://akiuonsenkumiai.com/
タイトルとURLをコピーしました