東山温泉(ひがしやまおんせん)とは、福島県会津若松市にある温泉。
山形県の上山温泉、湯野浜温泉とともにかつて奥羽三楽郷と呼ばれた。
泉質
- 硫酸塩泉(カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉)
効能
- リウマチ性疾患・運動器障害・慢性皮膚疾患など
※注 効能はその効果を万人に保証するものではない。
歴史
開湯は8世紀後半、または天平年間に行基によってなされたと伝えられる。伝承によると、三本足の烏に導かれて発見したという。江戸時代には会津藩の湯治場として栄え、会津若松の奥座敷として発展した。
会津民謡に登場する小原庄助ゆかりの温泉とされる。
温泉街
鶴ヶ城から南東に約3km、湯川(ゆがわ)沿いに温泉宿・ホテル計20軒以上が営業している。湯量は毎分1,500リットル。現在でも芸妓が活躍しており、「からり妓さん」として温泉街に花を添えている。
会津藩松平家の別荘から発祥した「新滝」、会津藩指定保養所の歴史を持つ「向瀧」、新撰組副長・土方歳三が戦傷を癒した源泉を持つ「不動滝」など、滝の付く名称の旅館が多い。
毎年8月13日頃から1週間程度、東山温泉盆踊りが実施される。